2018年7月27日 (金)

つくる時間帯

文を書く仕事は午前中にすることに決めている(厳密に決めているわけじゃないけれど)。

それは、朝のほうが、「正しい」言葉が、はっきりわかるからだ。正しいというのは、文法が正しいとかだけじゃなくて、ふさわしいとか、力があるとか、そういう感じ。

それが午後になると、午前中のようにクリアに言葉のエネルギーを認識できなくなる。単語どうしがクリックしているかどうか、流れがちゃんとできているか、判断があいまいになる。不思議だけど。

夜に文章を書く人も多い。自分もたまにやるが、朝のようにはうまく書けない。

村上春樹さんの文章があれほど緻密で正しくてネチネチしているのは、朝書いているからだと思う(私も夜に書けばもう少しいい加減な文になってかえっていいのかもね!)。

最近翻訳の仕事を少ししていて、それも午前中にやっている(余談だが、日本語から英語に訳すとき、a, theの冠詞は難しい。大学でお世話になった私より日本に長く住んで日本語完璧だったスペイン人の先生も、助詞の「は」「が」だけはよく間違えていた。それと似ていると思う)。

写真も、朝、とくに夜明け前後に撮る写真はうまくいくことが多い。空氣が澄んでいて、光がきれいだからだろうが、個人的には、写真の神様が早起きしたご褒美をくれてるんだと信じたい。

音楽は、日が出ていないときのほうが、粒がはっきり聞こえる。夜観ていたテレビのボリュームが、朝つけると小さく感じるのも、夜のほうが音がはっきり聞こえるからだろう。

若いころ、「夜の音楽」に憧れて、夜に作曲しようとした。だが、とにかく眠くてほとんどまったくつくれなかった。今は歳をとって少しは書けるようになったかな。

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2018年7月11日 (水)

英語ブログ

リコーGRの公式ブログ「GR blog」の英語サイトにて、記事を書かせてもらっています(前に言ってた機材の話もするブログです)。ぜひ読んでください。ページ下のSNSアイコンからフォローもよろしくです。

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2018年7月10日 (火)

Nobody Else (Solo Live at Mandala)

東京のライヴハウスでは約18年ぶりのソロ。

あのときはピアノソロでしたが、
いまはそこに電子楽器が加わりました。

あのときはカメラさえ持っていませんでしたが、
いまは写真家でもあります。

あのときは自分らしさを探すのに必死でしたが、
いまは自分自身を生きるのに必死です。

その間、音楽が辛かった時期も正直ありました。

でも近年、好みやスタイルも変わって、再び、音楽にしかできないこと、音楽しか届かない領域がある、そう感じられる地点にぐるっと廻って戻ってきた感じです。

この夜は、18年分、弾き切りたいですね。

8月20日は、南青山に遊びにいらしてください。

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安達ロベルト ソロライヴ
「Nobody Else」

2018/8/20(月)
開場 18:30 開演 19:30

南青山マンダラ
107-0062 東京都港区南青山3丁目2-2MRビルB1
Phone:03-5474-0411 Fax:03-5474-0412

¥3,000(1ドリンク別、全席自由)
7/20 前売り開始

出演:安達ロベルト(Pf, Syn)

ご予約は、店頭または
contact[at]robertadachi.com(担当 高橋)
※ [at]を小文字の@に

Facebookイベントページで詳細を随時アップします。

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2018年5月28日 (月)

機材の話

世阿弥は「秘すれば花」、大切な秘伝は伝えないほうが観客は感動すると言いました。

しかし、当方のブログに関して言えば、必ずしも「秘すれば花」ではありません。

かつて「安達ロベルトのモノクローム」とかいう名前で(もう名前さえ忘れてしまいました)ブログをやっていたときと比べると、今の読者数は1/10以下です。

理由はカンタンです。機材の話をしなくなったからです。

その頃は、カメラやレンズの名前を出して写真をブログに公表してました。秘伝もなにもあったものではありません。ときには使っている機材の話も書きました。そしてそれは多くの人を刺激しました。

メカ話がなぜ一部の方を刺激するのか、そのメカニズムを私自身よくわかっていませんが、それによって興奮する方がいるのは確かなようです。

これは日本だけでなく、世界的にそうです。機材の話は、写真の話以上に注目されます。

でもあるとき、私がブログに書いた機材の話に尾ヒレ背ヒレをつけてネットで拡散した方がいました。それを見て私のほうは、逆にいっきに冷めてしまいました。怖くなりました。

機材ネタを書かなくなったのはそのときからです。そして、訪問者数は驚くほど減りました。それはさみしいことでもあります。

いまでもたまに自問します。アクセス数を稼ぐために再び機材ネタを書くのか、それとも、発信したいと思うことだけをこれからも発信するのかと。で、後者のほうをいまだに続けているわけです。

ただし、雑誌など印刷媒体には機材の話を書いてます。都合のいい部分だけコピペされて一人歩きする心配がネットほどはないからです。

おそらく、適度に機材ネタを散りばめて、写真の話をしたらいいのでしょうね。でも、皆さんに思われているほど器用な人間ではないので、うまくできるかどうか。

あ、でも近々カメラの話を別なブログで発信することが決まってます。それはまた追ってお知らせします。

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2018年5月16日 (水)

影響を受けたスナップシューター

先月行われたGR meetでワークショップの講師をやった際、参加者と原宿の街を撮り歩きしました。

そのときある参加者に指摘されたのが、私が姿勢を低くして撮影することが多いこと。理由はあって、「あるYouTuberの影響で」と説明しました。

その人がこちら、Eduardo Pavez Goyeさん。

彼のスナップが好きで、一時期よくこのチャンネルを観ていました。たしか前にも一度紹介しましたね(してない?)。

人物の個性がよくわかるスナップを撮ります。しかも少ない撮影枚数で。その確率たるや、希有な才能だと思います。

動画を観るとわかりますが、彼はよくしゃがんで撮ります。日常の大人の視点よりも低いので、街が新鮮に見えます。

写真撮影関係のYouTubeはあまり観ないのですが(プリント技法などはよく観ます)、また機会があればご紹介します。

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