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2012年1月 3日 (火)

焦点

写真の本質は「to focus(= 焦点を合わせること、的を絞ること)」にあると思う。

1枚の写真をつくる(写真は「撮る」だけではない)プロセスには、多くの要素が含まれる。

テーマを決める、被写体を選ぶ、機材を選ぶ、明かりをつくる、絞りとシャッタースピードを決める、フレーミングをする、ピントを合わせる、現像する、プリントする、、、等々。

写真家が焦点を合わせるのは、いわゆるピント合わせだけに限らない。写真家は写真づくりの行程すべてにおいて、何に「焦点を合わせ」、何を「焦点から外すか」を自らの意思と責任において決定する。

たとえば機材を選ぶ際は、撮影の目的に焦点を合わせて機材を選ぶし、プリントするときだって、主題に見る人の焦点が行くよう、ネガを選び、焼き込んだりもする。そもそもテーマを持つということさえ、その写真家が世界のどこに焦点を合わせようとしているかという意思表示と言ってよい。

写真はよく「選択の芸術」と言われるが、ここでいう選択とは、何にfocusし、何にfocusしないかという「焦点の選択」なのである。

このような理由から、当ウェブログのタイトルを「焦点:」とした。ここでは、ツイッターの140文字ではこぼれ落ちてしまう思考の断片を、言葉にしてみたいと思っている。

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