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2012年4月 2日 (月)

友情

先日、個人の写真をパーソナルなギフトとして撮影する「Photo For You」というプロジェクトの一環として、東京芸大で学ぶミャンマー人のハープ奏者を撮影した。

実は彼女とは2004年にラオスで行われたASEANユースキャンプという、東南アジアの若い芸術家の集いに一緒に参加していた。

私は日本側のリーダー(引率者)として参加していて、多くの若い友人がアジア中にできたのだが、そのなかでも飛び抜けて人なつっこかった彼女は、非常に印象的に残っていた。

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その数年後「日本に留学する」という連絡が彼女から来た。国では既にトップ奏者の一人である彼女が、いったいに日本に何を学びにくるのかと思ったが、演奏ではなく、音楽学の修士と博士を取ると聞いて納得した。音楽で博士号を持っている人がまだミャンマーにはいないということで、おそらく相当期待されての国費留学だ。

修士を取り終え、4月からまた博士課程に入る彼女に、写真を撮ってほしいと依頼を受けた。私のほうからリクエストして、式がある日に、学校で撮ることにした。

私も以前、異国に留学したことがあるから、これまでの彼女の孤独と困難はよく分かる。それを持ち前の明るさで乗り越えてきている彼女は、文字通りこれから祖国の音楽を背負っていくのだろう。

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