« Novembre (1) | トップページ | Novembre (3) »

2012年11月10日 (土)

Novembre (2)

アルバムの2曲目に入っている「Novembre」という曲は、2007年にパリで思いついたフレーズをもとにつくった曲だ。2008年以降の11月に撮影するときは、その旋律を頭のなかでリピートしながら撮ったこともあった。

収録曲は大きく分けて2種類あって、2008年の個展「Awareness」のためにつくった曲、2012年の個展「Novembre」のためにつくった曲、それぞれある。

「Awareness」のときは意識しなかったが、「Novembre」のときはサントラを意識してつくった。多くの映画音楽がそうであるように、メインテーマが一つとサブテーマがいくつかあって、それらのバリエーション(「Passers By」「The River」「Reunion」など)が全編に散りばめられている。

また、撮影時に思いついた言葉をメモしておき、それを夜ピアノに向かって音にしたものもある(たとえば、昼間の撮影時に思いついた「Sooner or Later」という言葉をメモしておき、夜それを音楽にした)。

そして2012年に一つのアルバムにまとめ、2つの魂が、出逢い、別れ、また導かれ合うという「架空の物語」のサウンドトラックに仕上げた。もともと写真展のためにつくられた音楽であるから、ギャラリー等、空間との相性もいい。BGMに困っている作家やギャラリストにはぜひ買ってほしいと思う。

鑑賞の妨げにならないよう、音楽の過度な盛り上がりを意識的に抑制したり、抽象的な曲を多くつくったのだが、かえって私らしいアルバムとコメントされるのが興味深い。

|

« Novembre (1) | トップページ | Novembre (3) »