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2016年3月16日 (水)

向いている仕事とは

小学生のとき、将来やりたい仕事は?と訊かれると「野球選手」と「漫画家」と答えていたように思います。

野球選手は当時の小学生男子の半分くらいはなりたいと言っていたように思うのですが(個人の印象です)、漫画家はどうだったのでしょう。

そんな小学時代のある時期、友人たちと競うようにマンガを描いていました。小学生にしてはけっこうな量を描いていたように思います。

もし私が写真のトレーニングを人生のどこかで積んだことがあるとしたら、たぶんそのときです。

マンガは、コマの中にどうやって人物を配置するかで印象が変わります。それはつまり構図です。たとえば、どうやったら迫力が出るかとか、悲しい印象になるかとか、小学生なりの最高のスピードと発想で考えて描いていったわけです。

今写真をやっていて、意図があれば、写真のなかの人物の、たとえば頭を切ったとしても抵抗がないのは、たぶんそのとき自然に身に付けたことです。

実際、大人になって、マンガを描く仕事を1、2回やったことがあります。

あるとき、もしかして写真についてのマンガが描けるかも、おもしろいかもと思ったことがあります。

でも、マンガを描くのは、かなり緻密な作業です。1つくらいは描けるだろうけど、2つ3つ続ける自信はありません。なのでこのときは、モチベーションが行動に移るところまでは行きませんでした。つまり、めんどくさくなって諦めちゃいました。

向いている仕事というのはたぶん、たとえ緻密で時間がかかっても、周囲からはめんどくさい仕事に見えても、よろこんでできる、腰が軽い、継続できる、飽きない、そういう仕事なんだろうなと思います。

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