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2017年9月19日 (火)

待つということ

昨晩、10月に行われる写真ゼミ修了展「Extended Self」にむけた補講を行い、その後有志で食事に行きました。

今回のゼミは通算で14期、市ヶ谷のカロタイプでの最初のゼミ。それを行うにあたって自分に課したのが、「執着を手放す」ということでした。

これまでのゼミでは、宿題を毎日ネットに上げる、シェアする、ということをやっていました。能動的なメンバーの多いグループだと、それはそれは盛り上がり、仲間の投稿に刺激されて私も私もとなりました。受動的な受講生の多いグループだと、逆に負荷になりました。

今回のゼミではそのネットでの活動をやりませんでした。1つの執着を手放しました。

もう1つ手放そうとしたのは「教える」ということ。講師なのに教えないとはけしからんと言われそうですね。

かわりにやったのは、待つということ。

故・河合隼雄さんは、カウンセリングとは「ひたすら待つこと」という意味のことを言っていました。写真講座とカウンセリングをイコールでは結びつけられませんが、その人の潜在的に持っているものを引き出すという意味では似ていると思ってます。

出された課題にたいし各自がやってきたことを視て、そこから受講生の精神の動き、エネルギーが行きたがっている方向を読み取って、次につながるヒントを出す。その人が「つくるひと」であることを信頼して。

ということをやっていたつもりです。うまくできたかどうかはわかりません。うまくできていなかったかもしれません。

でも、昨晩みんなの作品を見て、グループ展のタイトルが示すように、一人ひとりの自己は多かれ少なかれ拡大したと実感しました。

そうそう、もう1つ手放したのは、食事のこと。これまでのゼミでは、受講生と食事に行かないというルールを自分に課していました。それは、どうしても食事に行った人とそうでない人とでは心理的にアンバランスになるから。でも、今回はそれもどうでもいいやとしてみました。過去のゼミ生のなかには、びっくりする人もいるかもね。

Girlsitting480

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安達ロベルトゼミ 14 期 修了展 ー Extended Self ー
2017/10/10〜15
Roonee 247 fine arts

http://www.roonee.jp/exhibition/room1-2/20170907135619

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