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2018年1月22日 (月)

「陰影礼賛」とフランス

以前、リコーのカメラGXRのカタログ写真の撮影でパリに行った際、むこうで写真に携わる人の多くが、谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を読んでいることを知り、驚きました。聞くところによれば、写真学校の教材にも使われているとのこと。

フランス語のタイトルはわかりませんが、英語では「In Praise of Shadows」。「影を讃えて」といったニュアンスでしょうか。この本が世界中の写真、映像に関わる多くの人々に読まれ、影響を与えていることをこのときまで知りませんでした。

その後いろいろ調べてみると、学生時代に観て感銘を受けたフランス映画「めぐり逢う朝」も、「陰影礼賛」を教科書に、ろうそくを照明に用いたりしながら撮影したということを知りました。

師匠と弟子が「再会」し、ヴィオラ・ダ・ガンバで「会話」するこのシーンなどは、まさにその代表でしょう。美しい映像です。監督はアラン・コルノー、撮影はイヴ・アンジェロ。


1/27から始まる「光の時」第8期では、世界で読まれている「陰影礼賛」を読み解き、それをもとに撮影してみます。

まだ空席があるようですので、美意識、光にたいする感性をブラッシュアップする機会があなたにも得られますよ。詳細・お申し込みはこちら

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