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2018年5月

2018年5月28日 (月)

機材の話

世阿弥は「秘すれば花」、大切な秘伝は伝えないほうが観客は感動すると言いました。

しかし、当方のブログに関して言えば、必ずしも「秘すれば花」ではありません。

かつて「安達ロベルトのモノクローム」とかいう名前で(もう名前さえ忘れてしまいました)ブログをやっていたときと比べると、今の読者数は1/10以下です。

理由はカンタンです。機材の話をしなくなったからです。

その頃は、カメラやレンズの名前を出して写真をブログに公表してました。秘伝もなにもあったものではありません。ときには使っている機材の話も書きました。そしてそれは多くの人を刺激しました。

メカ話がなぜ一部の方を刺激するのか、そのメカニズムを私自身よくわかっていませんが、それによって興奮する方がいるのは確かなようです。

これは日本だけでなく、世界的にそうです。機材の話は、写真の話以上に注目されます。

でもあるとき、私がブログに書いた機材の話に尾ヒレ背ヒレをつけてネットで拡散した方がいました。それを見て私のほうは、逆にいっきに冷めてしまいました。怖くなりました。

機材ネタを書かなくなったのはそのときからです。そして、訪問者数は驚くほど減りました。それはさみしいことでもあります。

いまでもたまに自問します。アクセス数を稼ぐために再び機材ネタを書くのか、それとも、発信したいと思うことだけをこれからも発信するのかと。で、後者のほうをいまだに続けているわけです。

ただし、雑誌など印刷媒体には機材の話を書いてます。都合のいい部分だけコピペされて一人歩きする心配がネットほどはないからです。

おそらく、適度に機材ネタを散りばめて、写真の話をしたらいいのでしょうね。でも、皆さんに思われているほど器用な人間ではないので、うまくできるかどうか。

あ、でも近々カメラの話を別なブログで発信することが決まってます。それはまた追ってお知らせします。

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2018年5月16日 (水)

影響を受けたスナップシューター

先月行われたGR meetでワークショップの講師をやった際、参加者と原宿の街を撮り歩きしました。

そのときある参加者に指摘されたのが、私が姿勢を低くして撮影することが多いこと。理由はあって、「あるYouTuberの影響で」と説明しました。

その人がこちら、Eduardo Pavez Goyeさん。

彼のスナップが好きで、一時期よくこのチャンネルを観ていました。たしか前にも一度紹介しましたね(してない?)。

人物の個性がよくわかるスナップを撮ります。しかも少ない撮影枚数で。その確率たるや、希有な才能だと思います。

動画を観るとわかりますが、彼はよくしゃがんで撮ります。日常の大人の視点よりも低いので、街が新鮮に見えます。

写真撮影関係のYouTubeはあまり観ないのですが(プリント技法などはよく観ます)、また機会があればご紹介します。

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2018年5月 1日 (火)

安達ロベルトアカデミー

波止場の写真学校神戸本校で、「安達ロベルトアカデミー」という講座をスタートさせ、その初回が先日ありました。

深い学びの場がつくれたんじゃないかなと思います。

終始熱心だった参加者の皆さま、温かいサポートをしてくださったスタッフの皆さま、ありがとうございました。

このアカデミーは、よくある写真講座とちょっとちがっています。
ユニークな点が2つあります。

1)ファシリテーションのメソッドを使っている

2)応用範囲の広い表現の様式を身につけることができる

まず1)について。

よくあるスクール形式の座学や、撮影会型のワークショップとちがい、講師が学んできたファシリテーションのメソッドを使っています。それは、参加者が自分自身のことを、自分のちからで発見することに役立ちます。

その内容は、主に以下のようなことです。

・自分自身のゴールを、より客観的に自覚する

・写真を通して何を表現したいのかについて、より自覚的になる

ポイントは、それらに自分自身できづくということです。

講師は、時間の許す限り、きづきのための新たな視点を与え、疑問に答えます。

次に2)の点について。
ここで参加者が行うのは、以下のようなことです。

・多くのアーティストが共通して実践している「表現の様式」を知る

・他の参加者と協力して実践することでそれを自分のものにする

精神論や根拠のないよしあし論は、可能な限り排除します。その代わりに学ぶのは、応用範囲の広い実践方法です。

しかもそれは、「写真の撮り方」ではなく、「テーマ性のある作品の組み立て方」です。

どうでしょう?

余談ですが実はこのアカデミー、写真でなくとも、音楽、美術など、他のアートでも実践可能な内容ばかりなんですよ。

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