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2018年10月 2日 (火)

コンテンポラリー

昨晩、東京都写真美術館で開かれる「愛について アジアン・コンテンポラリー」の内覧会に行ってきた(カメリアの原田さんありがとうございます)。非常に見応えのある展示。

きづいたことがいくつかあって、1つは、少し前にホンマタカシさんが雑誌でおっしゃってた「いま新しいと言われる写真作品には、セットアップか編集の要素が必ずあって、いわゆるストレートフォトが表現として成立しづらい」という意味のこと。

この展示のどの作品にも「セットアップ」または「編集」の要素が多分にあった。

2つめは、カメラ業界が、高速連写、高速AF、手ぶれ補正などのほうに進んでいるのに対し、ここにあった作品には、それらのどの機能も必要でないこと。

アートとしてのスティルピクチャーは、カメラ業界の進化/競争とは必ずしも呼応していない。

3つめは、(今に始まったことでないがあらためて)これらの作品が、フィジカル、エモーショナル、スピリチュアル、センシュアルな要素以上に、「コンセプチュアル」であるということ。

プリントが大きいとか痛々しく見えるとかいったフィジカル、センセーショナルな部分はあるが、その背景にはコンセプトがある。果ては写真を見ているのか読んでいるのかわからなくなる。

絵画も音楽(クラシック)もコンテンポラリーと呼ばれるようになるとコンセプチュアルになっていく。写真も同じ。

ここのところ、おもに音楽の制作、鑑賞を通して、そのフィジカルな部分にわくわくしている私の脳裏には、いろいろなことが浮かんでは消えていった。

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