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September 23, 2006

建築を考える(1)

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昨年まで住んでいた東京西部の古い学園都市には歴史のある学校があり、よくカメラを持ってキャンパスを歩いた。そこにある美しい建築がこれからも、大切にされ、補修されながら、永く残されることを願う。

木造建築が主流の日本では、建物は建て替えるものと多くの人が無意識に思っている。新築の家はひとつのステータスシンボルであり、親の代から継いだ家を次の代が建て替えなかったりすると、「あそこのうちは」などと陰口を言う人がいるほどだ。

近年では、お役所に「耐震構造」の印籠を出されたり、「高層ビルを建てて土地の有効利用を」などと業者に言いくるめられると、それがどんなにモニュメントとして重要だと思われる建築であっても、神社仏閣でない限り、あっさりと取り壊してしまう。しかも、ここでいう「有効」とは、ニアリーイコール「金儲けになる」ということである。

また、「遊んでいる土地」という表現もよく聞くが、これもまた「生活ないしは経済活動に使われていない土地」という意味である。

そろそろ我々は、こういう思考パターンから卒業しなければならないと思う。

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