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September 26, 2006

建築を考える(2)

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日本の学校、特に公立の小、中、高校の校舎を見て思うのが、ほとんどの建物が非常に無機質だということ。かといって、機能美があるわけではない。歴史を感じさせる重厚さや建築としての面白みもまったくない。公共のものを美しくすることは罪悪なのだろうか。

私が卒業した高校は、山本五十六をはじめとする多くの先輩が卒業したいわゆる伝統校であるが、すべてが鉄筋コンクリートの単なる箱で見た目の面白さが皆無ゆえ、たとえば故郷に友人を呼んでも、母校をわざわざ案内しようとは決して思わない。車で通り過ぎてあそこが母校だよと指差す程度だ。寂しい限りである。

環境が無意識に我々に与える影響は計り知れない。豊かさを徹底的に排除した建築から質素倹約を学ぶことはできるかもしれない。だが、幼い頃から伝統や美に囲まれ、古きよきものを大切にし後世に残すことを学ぶことも大切だと思う。

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Comments

たしかヴォーリズが設計した小学校の校舎取り壊しを巡って裁判になっていましたね。

長い歴史の割に、古い建物というと寺社仏閣ばかり。
それに境内を一歩出れば目の前に下品な看板が氾濫。

こんな状態では「魅力的な町づくり」なんて無理ですよね。

Posted by: y.tamaki | October 01, 2006 at 11:28 PM

y.tamakiさま、コメントありがとうございます。欧州では、建物の高さや色を制限したりしているところもありますが、それは住民の間にある程度共通した美意識があるからできるのかなと思います。たとえば、日本で行政が、識者と呼ばれる人の好みを参考に、ある日突然「我が市は白色に統一します」と強制したところで、住民に共通の「白は美しい」という意識がなければ、美しい街づくりは無理だと思ってます。今、y.tamakiさんや私ができるのは、写真を通して、共通の美意識を探っていくことかもしれません。

Posted by: ロベルト | October 02, 2006 at 02:47 PM

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