鎌倉(3)
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前々回、写真を自分が撮ることをむしろ否定していたということを書いた。では、私がそれ以降変わったのかというと、実は根本ではあまり変わっていない。
鎌倉に住んでいた時分は、「何を見るかより、何を感じ、何を考えるかが大切」だと思って写真を撮らなかったのであるが、その意識は、写真を撮るようになった今の自分にも、ある。
それは、かつての私にとって写真とは「見たものを撮る」という行為だったのだが、今の私は、見たものを通して「何を感じ、何を考えたかを写真に写し込みたい」と願うようになったからだ。
ただ、写真を撮るようになって大きく変わったのは、意識が自分の外に向くようになったことである。
土地柄も影響したのか、鎌倉に住んでいた当時は(作曲の修行をしていたので)、インスピレーションを自分の内に内にと求めていた。それはいわば求道的要素の強い作業で、時に苦痛を伴った。
写真を撮るようになってからは、自分の中での内と外のバランスがよくなったと思う。芸術家はバランスを取ってはいけないという見方も一方ではあるのだが、内と外の「振り子」の振り幅が大きければ、そんな心配はいらないと思っている。
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Comments
内と外は連動するものですよね。
その連動が、その幅が、芸術を産むのだと僕も感じています。
安達さんのオヤジギャグも連動なのでしょうか?
Posted by: こはら | December 01, 2006 at 12:23 PM
こはらさま、その通りです。根がまじめなもんで、ジョークでバランスとってるんですよ。でも、まだまだジョークはこはらさんの足元にもおよびませんから、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
Posted by: ロベルト | December 01, 2006 at 01:15 PM