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May 16, 2007

テッサー研究(1)

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>>安達ロベルト・オフィシャルサイト
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これから3回は、ちょっと突っ込んだレンズの話。

以前、「月刊写真工業」の「テッサー特集」に記事を書いたとき、集中してテッサータイプのレンズを使う機会を得たのだが、それ以来、このシンプルながら奥の深いレンズのファンになった(多くのレンズと知識を貸してくださったSさんに感謝!)。

布にたとえると、ズミクロンなどガウスタイプのレンズの描写は、私にとっては「絹目」調。隅々までシルクのように滑らかな画を描きたくなる。

それに対し、テッサータイプは「木綿」調に思える。しかも、わたしにとっては、綿は綿でも、表面に光沢をもたせた「コーデュロイ」。被写体によっては「デニム」にもなる。

さて、主観の話はこれくらいにして、今回は旧コンタックス用の沈銅テッサーで撮った写真を載せてみたい。これらはあくまで自分用のレファレンスとして2005年8月に撮っていたもの。

以前1枚目と同じ写真を載せたときは、フィルムをスキャンしたものだったが、今回はすべて2号のバライタ紙にストレートに焼いたものをスキャンしている。

(写真はクリックで拡大)

07s

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Leica M3 + Zeiss Tessar 50mm F3.5
F3.5 1/250s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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05s

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Leica M3 + Zeiss Tessar 50mm F3.5
F5.6 1/100s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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09s_1

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Leica M3 + Zeiss Tessar 50mm F3.5
F3.5 1/25s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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Comments

この前、食のドンがこんなこと言ってました。
「口径が小さく、構造・設計を無理していない昔のレンズは刺身だ、色収差補正や非球面、マルチコーティングなどでゴテゴテした現代のレンズは食品添加物がてんこ盛りの加工食品」
うーんと、唸りました。テッサーこそ、まさに刺身?
私が溺愛するエルマー3.5センチは如何でしょうか、あれもてっさ、それともてっちりですか?

Posted by: 目黒Yばんきん | May 16, 2007 at 01:00 PM

ばんきんさま、なるほど。刺身ですか。私も好きなエルマー3.5センチ(次の次の記事に登場予定)は、ライツ秘伝の包丁でさばいた刺身のようですね。ツァイスとちょっとだけ口あたりが違います。

Posted by: ロベルト | May 16, 2007 at 01:14 PM

テッサーの作例早速見せていただいてありがとうございます。
ぼくは旧コンタックスのレンズについての知識は全くありませんが、いつ頃のものでしょうか?
これをモニターで見る限りでは、2枚目と3枚目のハイライト周辺の落ち着きが良くないように見えますが、この辺りはやはりコーティング無いレンズの弱みでしょうか。同じような時代のノンコートのエルマーがどうなのかエルマーの作例たのしみにしています。
それにしても刺身と加工食品の例えは見事で、恐るべき“食のドンさん”です。

Posted by: photomio | May 16, 2007 at 02:07 PM

photomioさま、コメントありがとうございます。先ほどレンズのオーナーさんに確認したところ、1930年代の玉のようです。同じく戦前のビオゴン35mm F2.8だとハイライトが派手に滲むことを考えると、ノンコーティングの当時としてはかなりの健闘なのでしょうか。

Posted by: ロベルト | May 16, 2007 at 06:32 PM

こんばんわ。
拝見させていただきました。
時代で違うのはコーティングだけでしょうか?
あれから知合いのカメラ屋にあったオプトンを借り出してテストしています。
私の印象ですと隅まで平均した描写だったようにも思っていました。
当然ですがテッサーとテッサータイプはなんか違いますね。
エルマーはエルマーですが個人的にはテッサーの描写の方が、気持ちさっぱりしていて好きです。
同時代だとエルマーの勝ちかも?(35ミリの場合)

Posted by: ウッシー | May 16, 2007 at 10:42 PM

ウッシーさま、コメントありがとうございます。詳しいことは私は分らないのですが、違いはコーティング以外にもあるんでしょうね。このテッサーのオーナーさんの話では、テッサーはマゼンダかぶり、旧エルマーはシアンかぶりの傾向があるそうです。その辺も微妙な違いになっているかもしれません。私の場合、もしかすると描写性能以上に気持ちの問題のほうが大きく、ライツだとやや叙情的に、ツァイスだとクールにと、「感情のかぶり」があります(笑)。

Posted by: ロベルト | May 16, 2007 at 11:37 PM

上のコメントに補足です。オーナーさんから情報をいただきました。
この「旧エルマー」というのは、1925年制のゲルツが硝材を供給していたころのエルマーのことです。1926年以降のショットの硝材を使ったいわゆる新エルマーはまた発色が違うそうです。その辺はまた次回の記事にも補足を書きます。

Posted by: ロベルト | May 17, 2007 at 10:40 AM

ロベルトさん、次の次の記事が楽しみです。
滲みフェッチの私としてはしっかり滲んだ画像希望です(爆)。
この頃滲まないレンズは使えないです。
キリキリとシャープでコントラストが高いレンズは体が受け付けなくなってきました。
僕のえるま3.5センチは時々魂が乗り移ったよな凄いものが写りますが、「時々」です。
いつも、ちゃんと写るレンズもなんかダメになってきました。
あと、ド・ピーカンの昼間でも写るレンズもいかんなぁ。
ズミ子、ごめん。俺、ズマール病だ。
なんか、ブログ乗っ取りになってきたので止めます。

Posted by: 目黒Yばんきん | May 17, 2007 at 05:25 PM

目黒Yばんきんさま、のっとりありがとうございます。そうですか、やはり「ニジマスの刺身」が最高ですか。エルマー3.5センチは、あまり滲んだ写真がありませんが(今のデジカメレンズから見ればどれも滲んでますが)できるだけご期待に応えられるようにいたします。滲みだけなら、ルサ子ちゃんの友だちのジュピ太くんあたりはどうでしょう。

Posted by: ロベルト | May 17, 2007 at 11:16 PM

ロベルトさん、
おっしゃるとおり。絵瑠麻3.5せんちは滲みませんね。無知をさらけ出しました。絵瑠麻魅力はかめばかむほど味が出てくるこってりしたトーンですね。一つするめなヤツをお願いします。

Posted by: 目黒Yばんきん | May 21, 2007 at 12:46 PM

目黒"H"ばんきんさま、アップ予定のものがするめになれるかどうかは微妙ですが、黒ホッピーの肴くらいにはなれればさいわいです。近日中にアップします。

Posted by: ロベルト | May 21, 2007 at 02:13 PM

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