ボケとパンフォーカス
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>> リコーGR BLOGにインタビュー記事掲載
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美しくボケている写真を見てはっとすることがあるのは、ボケというものがほとんど写真(や絵)の世界独特のものだということとも関係していると思う。
人間の肉眼にももちろん、焦点が合っているところ以外はボケて見えているのだが、そのボケている部分をボケたまま視るということが、写真を利用する意外には非常に困難だ。
ためしに片目を閉じて近くのものを視て、焦点はそのままに後方に意識を移動させてみる。ボケが見えないこともないが、これは短時間でもけっこう疲れる作業である(ちなみに私の眼球レンズのボケ味はけっこう地味だ!)。
同様に、パンフォーカス(目の前のものから遠くのものまですべてに焦点が合っている状態)も、写真や絵の世界にしかない。見事なパンフォーカスの写真を見ると新鮮に思えることがあるのは、そのせいかもしれない。
人は案外、狭い範囲にしかピントを合わせられないし、ピントの合っている部分しか見ていないのかもしれない。
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Comments
ロベルトさま
久しぶりにコメントさせて頂きます。
昨年9月18日のコメント欄にも書かせて頂いたのですが、私は標準域が好きで長らくデジ一+28mmF2.8を使用し、現在は30mmF1.4を愛用しています。
標準域とは言っても実際は広角レンズなわけですからちょっと絞ればパンフォーカス、これはスナップでは助かるな、などと考えていました。
しかし最近、スナップとて被写界深度が深ければよいというわけではないな、と感じることが多くなりました。
ロベルトさんはストリートでのスナップ撮影時にパンフォーカスを狙うことは多いのでしょうか?
ロベルト写真の真骨頂はボケの中にある、などと写真仲間には勝手に話しているのですが・・・。
Posted by: y.tamaki | July 09, 2007 at 10:21 PM
y.tamakiさま、ごぶさたしてます。コメントとご質問ありがとうござます。パンフォーカスは使いますが、「投網」のようなノーファインダーは少なくなりました。「旅とライカ(16)」に書いたように考え始めたからです。http://robert.cocolog-nifty.com/monochrome/2006/09/post_65ac.html
それでも絞ってとりたいときや、被写界深度の深いレンズを使うときは、画面から不必要な情報を減らすようには心がけています。私の写真の真骨頂がボケにあるかどうかのご判断はお任せしますが(笑)、最近は一枚の画の中に「層」を意識して撮っています。一見シンプルだけれど、幾重にも層が美しく重なっている写真が理想です。
Posted by: ロベルト | July 10, 2007 at 01:09 AM
ボケのない写真は、ぼくには考えられません。
収差の全く無いレンズを作ったりする人間が現れないように祈ります。
もっとももうひとつのぼけはもうすぐなんでしょうが。
Posted by: photomio | July 13, 2007 at 10:33 PM
photomioさま、コメントありがとうございます。レンズ設計に携わる方々(特にライカ社?)が、数値上の性能より、数値にならない描写の美しさを優先してほしいと私も思います。そういうレンズ描写の主観的な評価こそ、写真家が手伝うべきところだと思っていますが、メーカーもなかなかそこの部分では声を掛けてくれませんね。もうひとつの「ボケ」は、相方によれば、睡眠中の呼吸と関係している場合があるそうですよ(笑)。photomioさまには心配の必要はないとは思いますが。
Posted by: ロベルト | July 14, 2007 at 01:27 AM