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August 24, 2007

quality / quantity

先日友人のAさんと、ある写真家二人によるトークを聴きにいった。

二人に遠慮のある司会者がいまひとつ場を仕切れなかったからか、話の盛り上がりには欠けた感は否めないが、一つ、非常に印象に残ったことがある。それは、二人とも、最近出版した写真集のために、数年かけてかなりの量を撮っていた点だ。片や4x5ネガで約600枚、片や35モノクロネガで約500本、プリント約2000枚。

目標なくやみくもに何千回素振りしてもいっこうに野球は上達しないのと同じように、ただ量を増やせばいいというものではない。だが、質と量の関係については、ちょっと考えさせれた。

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Comments

しばしば「量の無い質は無い」と聞きますが、やはりハイレベルな「質」を求めるにはある程度の「量」は不可欠ということなのでしょうか。
一方デジタルカメラの出現で私自身「ヘタな鉄砲数撃ちゃ・・・」式にデータばかり増えすぎている気もします。その上私のようなレベルの人間では数撃っても当たらないことも多々あるわけです。

ロベルトさんのブログを拝読しながら、一枚一枚手で巻き上げて撮ることの意味を考え直しているところです。

Posted by: y.tamaki | September 02, 2007 at 04:56 PM

y.tamakiさま、いつもコメントありがとうございます。とにかく数を撮れという写真家がよくいますが、私自身は、明確な目標、あるいは「こういう写真が撮りたい」という意識、つまり「質についての目標」なしに量だけ増やしても、あまり意味がないと思っています。求めるべき質を定めてから量を増やすのが正解のように感じています。目標がはっきりしているなら、デジタルでも大丈夫でしょう。ただ、その場であがりを確認できてしまうデジタルの欠点は、そこそこ目標を達成してしまうと、それでいいやとしてしまう点にあるのではないでしょうか。

Posted by: robert | September 03, 2007 at 01:23 AM

最近入手したかってのライフ誌のカメラマンアイゼンスタック氏の写真集を見ていて、似たような印象を持ちました。
彼はライフ誌のために2400回を超える特写をこなしたそうですが、その代表的な仕事がこの1冊の本におさめられていました。
2400回の特写、単純に10本のフィルムとしても24000本、それで864000カット。昔の人はフィルムを今のように消費しなかったとしても、恐らくこれを遥かに上回るカット数だった事は容易に想像出来ます。
その写真集を見ていてその背景にあるそれだけのカット数と、本におさめられた100点足らずの点数、色々考え方はあると思いますが、1冊の優れた写真集を残すことがいかに容易でないのか考えさせられました。

Posted by: photomio | September 03, 2007 at 09:16 PM

photomioさま、いつもありがとうございます。アイゼンスタック氏をしてその莫大なカット数なわけですから、高い質を得るには、量の裏付けが必要なのだとあらためて感じています。そして、その量の中に、一本筋を通すとか、モチベーションを維持するとか、そういうことがいかに容易でないか身をもって分かっているだけに、それを実行しているプロフェッショナルには、常に頭が下がる思いでいます。

Posted by: robert | September 03, 2007 at 11:19 PM

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