paradoxical
デジタルカメラの問題は、逆説的ではあるが、「写りすぎる」点にあると思っている。
カメラは、それが発明されたときから、目に見えるものをよりよく写すというベクトルに進化してきたのだが、ある時点から先は、生の視覚や美的感覚から離れて、写真という画像情報処理技術の世界の中だけで進化するようになった感がある。
だが、よく考えてみると、半世紀も前につくられた私のような人間が好んで使うレンズのいわゆるクセは、これまた逆説的であるが、当時としては、現代のレンズのようによく写るレンズを目標にしたが技術的につくれなかった結果、やむを得ず残した部分でもあったりする。
いずれにせよ、この先もっと写るようになるであろうデジタルカメラとつきあっていくつもりのフォトグファーは、新しい表現を模索しなくてはならないだろうと、最近、よく写るデジタルカメラの仕事をして痛感した。
■おしらせ■
10/30(火)〜11/8(木)
ギャラリーコスモスの「コスモス展」に一点出品してます。未発表のモノクロ作品です。他にも多くの写真家が出品してます。ぜひいらしてください。
www.gallerycosmos.com
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Comments
はじめまして!ライカで検索し、HPを見つける事ができま
した。よろしくお願いします。
ニコンのナノクリスタルコートというコーティングについて、今月のある雑誌で特集していましたが、レンズの枚数が
増えても透明度がほとんど変わらないとの紹介
がありました。
技術の進歩とはすごいですね。将来、「クセ玉」という言葉自体、死語になるのかもしれないです
ね。
Posted by: Yさん | October 29, 2007 at 11:47 AM
Yさんさま、はじめまして。コメントありがとうございます。そうですね、現行のレンズは既にどれをとってもクセらしいクセはないですからね。今後どんな方向に技術が進歩するのか、技術者の方々といつか話をしてみたいと思っています。
Posted by: robert | October 29, 2007 at 02:43 PM