once in a lifetime (1)
先月、友人からの依頼で結婚式を撮影した。いわゆる「できちゃった婚」であったが、それゆえに二人の絆は固く、ファインダーを覗きながら感動するシーンが多々あった。本当にいい式だった。
私は、どうしてもカラーでとかデジタルでとかいう依頼がない限りは、ライカでモノクロフィルムで印画紙プリントでということにしている。それにはいくつか理由がある。
一つ目は、それが私の最も慣れ親しんでいる組み合わせだから。文字通り一生に一度の大切なセレモニー。撮り損ねるなどということがあってはならないわけで、できることなら、クセもなにもかも熟知している、最も信用のおけるものを使いたい。
もう一つは、モノクロ写真は、カラー写真に較べて、その時の想い出の印象に忠実だと思うからだ。できるなら、将来30年、40年と連れ添ったあと、二人で眺めて懐かしいと思えるようなアルバムにしたい。
そして、私個人がまだ、バライタ印画紙のモノクロプリントに勝るものがないと思っているからだ。
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