一杯のコーヒーから(2)
コーヒー抽出法の双璧は、ネルドリップとエスプレッソだと思う。
ネルドリップというのは、布フィルターで落とすドリップコーヒーのこと。紙フィルターと原理は似ているが、味は随分違う。紙フィルターより、味がまろやかで、液体もとろっとした印象になる。
ネルは扱いが面倒と言って敬遠する人も多いが、そんなことはないと思う。コーヒーメーカーに比べれば確かに手間はかかるが、同じ豆から落としたとは思えないほど違う味になる。
一方、エスプレッソは、細かく挽いた豆に高圧力をかけて抽出するコーヒーのこと。イタリア語で「エクスプレス」を意味するように、ドリップコーヒーに比べて抽出時間が短い。スターバックスの登場により、日本でも近年かなり一般的になった。
どちらのほうが好きかと問われれば、両者は同じコーヒーだが別物で、どちらも同じくらい好きだと答えるだろう。ただし、素人にいれてもらうなら、エスプレッソのほうがはずれが少ないのでそちらを選ぶだろう。
ネルドリップとエスプレッソ、どちらもおいしく抽出できるようになるのには、それなりの訓練が必要だ。好きが高じて自分でもいれるようになったのだが、少なくとも私の場合はかなりの時間がかかった。ネルドリップにいたっては、満足のいく味を出せるようになるまで、2年は要しただろうか。
その甲斐あってか、今では周囲から「カフェでもやったら」とお世辞を言われるくらいにまではなった。さすがにカウンターに立つつもりはないが、オーナーはいつかやってみたいなぁ。
(つづく)
(c) Robert Adachi all rights reserved
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/81885/40980696
Listed below are links to weblogs that reference 一杯のコーヒーから(2):


Comments
いやぁ、僕もコーヒーにはうるさい方だとは思うけど、ロベルトさんのコーヒーは本当に美味でした。
学芸大学のコーヒー屋さん、それから表参道近くのコーヒー屋さんの味に惹かれ、
かつて僕もネルに深入りを入れて80度ちょっとのお湯で入れていましたが、今は完全に挫折しています。
現在はもっぱらマグカップに紙フィルターです。
ロベルトさんのコーヒーいつかまたの味あわせてください。
Posted by: Shige | May 05, 2008 at 01:25 AM
Shigeさま、お褒めいただきありがとうございます。ぜひまた写真展でいれる際は飲みにいらしてください。今度は何のイメージでいれようかな~
Posted by: robert | May 05, 2008 at 10:08 PM