thailand
November 20, 2007
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November 09, 2007
November 05, 2007
bangkok-paris
9月に行ったタイのプリントが終わっていないのに、今月13日〜25日は、欧州へ旅に出る(ブログの更新は20日までは予約配信でタイの写真。いただいたコメントへの返信ができない場合があります。あしからずご理解ください)。
旅の一番の目的はパリフォト2007に行くことだ。現在世界の写真マーケットではどのような写真が評価され、売り買いされているか、みてこようと思っている。だからといって、欧州のフォトグラフィーのトレンドを作風に取り入れようと考えているわけではない。
本当の意味で国際競争力のあるものの多くは、着眼点がきわめてローカルあるいはパーソナルなものだったりする。個性を突き詰めることでしか普遍性は得られないと考えている点ではこれまでと変わりはない。
Leica M3
Summitar 5cm
400TX
Robert Adachi all rights reserved
October 01, 2007
March 22, 2005
チャオプラヤの想い出(旅とライカその4)
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前回の続きで、チャオプラヤ川での甘酸っぱい想い出について(写真は初のカラー)。
それは、90年にはじめてバンコクを訪れたときのこと。私は滞在している間、毎日チャオプラヤエクスプレスに乗っていたので、そのうちスタッフが顔を覚えてくれ、しまいには顔パス、つまり無料で乗れるほどになっていた。
その中に一人、なんとなく気になる人がいた。切符もぎの仕事をしていた女性だ。日本人のような顔立ちで、髪を結び、制服の白いシャツに飾り気のない紺のパンツとぞうりを履いていた。無口で働き者の印象を受けた。言葉は通じなかったが、なんとなく互いの意識は通じる気がした。そのころにはたくさんのスタッフと仲良くなっていたので、まわりも巻き込んで懸命に英語による意思疎通を試みたが通じないので、いつも彼女は笑っていた。
だが断片的には会話が成立した。名前はナムオイということ、チェンライ出身で生まれは仏歴○○年(さすがにこの仏歴が出てきたときは、文化の違いを感じた)。当時おそらくまだ10代だったと思う(ちなみに私は当時21歳)。
日本に帰る前日、彼女の仕事が終わった後、何人かで一緒にジュースを飲みながら話しをした。何の話をしたかあまり憶えていないが、ビニール袋に入れたジュースを持って恥ずかしそうに笑う彼女と、チャオプラヤに映る日没前の淡い光はよく憶えている。日が沈んだころに住所交換をして別れた。
その後彼女からは何通か手紙が来た。おそらく英語のできる友人か誰かに頼んで翻訳してもらったのだろう。書けるはずのない英語が、タイ人独特の丸いアルファベットで長々と書かれていた。
最後にもらった手紙に、船の仕事をやめてアメリカ資本のAT&Tで働きはじめたと書いてあった。筆不精の私は、タイミングを逃して、結局一度も返事をせずに終わってしまった。
タイに行くたびにナムオイを想い出す。
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Ricoh GR21 AE KR
Robert Adachi all rights reserved
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March 19, 2005
チャオプラヤの風(旅とライカその3)
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私にとってバンコクは、チャオプラヤ抜きには考えられない。チャオプラヤとは、バンコクの中心を流れる川の名前だ。
私は、この川を走るボートに乗るのが大好きだ。
ボートはいまだに市民の足として機能している。それは、バンコクの悪名高き道路渋滞とも、水の上では無縁だからというのもある。
ボートは、渡し船のようなこちらと向こうの岸を往復するだけのものから、バンコクの北と南をつなぐエクスプレスまである。
これに乗るまではバンコクに来た気がしないほど、私はこのエクスプレスが気に入っている。
さて、ここはボートの「停留所」。昼間なのに薄暗い改札所で日本人にしたらわずかな金額をおじさんに渡す。目の前に真昼の太陽に照らされた大河チャオプラヤがきらきらと光りながら流れている。それをぼーっと眺めながら、ボートを待つ。様々な種類のボートが行き来するので、どれが自分の乗るべきものか、見分けなくてはならないが、慣れてしまえば簡単に分かるようになる。
いよいよ目的のボートがやってきた。見事な手つきで若い船乗りたちがボートを岸につけ、ロープでつなぎとめたら、乗客が乗り込む番だ。
全員が乗り込み、ボートが一気に加速すると、待っていたときの暑さがうそのように、チャオプラヤからの涼しい風が上半身全体に吹きつける。
両岸に目をやると、バンコクの多様性に富んだあり様が見える。現代建築の高層ビル、寺院、スラム、、、。チャオプラヤからはバンコクのダイナミズムが手に取るように分かる。それもまた、私がエクスプレスボートが好きな理由でもある。
ところで、このチャオプラヤには、甘酸っぱい(え?)想い出がある。
それは、また次回に。
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Leica M6 + Summilux 35mmF1.4
F5.6 1/1000s TMY
Robert Adachi all rights reserved
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March 16, 2005
微笑みの国(旅とライカその2)
タイは私の大好きな国の一つだ。初めて行ったのは、たしか90年だったと思う。しかも、ほぼ偶然に。
その年の夏、私は友人二人とともにエジプトに行くことになった。古代文明とその神秘にあこがれていたからだ。日本からエジプトへ行くのに当時最も安いと言われていたのは、まずバンコクまで行って、そこでカイロ行きのチケットを買うという方法だった。我々はそれに従って、まずはタイの首都バンコクへと向かった。
エジプトに関してはそれなりに予習をしたが、タイについてはあまり知識を持たずに行った。なにしろ、往路復路合わせて2、3日しか滞在するつもりがなかったからである。そのときはまさかその後何度もこの地を訪れることになろうとは、夢にも思っていなかった。
空港をで出たとたん、雨季真っ只中のバンコクの異様な熱気に、我々は圧倒された。だが、悪い気はしなかった。はじめてなのにどこか懐かしいような皮膚感覚と匂いに、私はワクワクした。
カオサン通りという有名な安宿街にタクシーで到着すると、深夜であるのにも関わらず、いくつかのゲストハウスが来客を待っていた。我々は当然のように出発前に宿を決めていなかったので、その場で適当に決めた。
翌日、バンコクを可能な限り歩き回った。見るもの聞くもの食べるもの、すべてが新鮮だった。
バスにも乗った。書いてある文字もしゃべられている言葉もまったく分からないので、車掌をつかまえて、ここで降りたいんだと地図を指差し、目的の停留所に来るとジェスチャーで教えてもらった。
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しばらくして、私はなんともいえない感動を覚えている自分に気づいた。それは、バンコクのどこに行っても、人々が笑顔でいるということであった。自然と私にも笑顔が増えていた。
私はこの微笑の国がすっかり気に入って、途中から他の二人とは別行動することを決め、エジプトよりもバンコクでの滞在を長くした。
あれから十数年経ち、私は当時の私くらいの年齢の学生を引き連れて再びバンコクに来た。バンコクは名実ともに東南アジアを代表する都市となり、私は安宿ではなくてホテルに泊まるようになった。だが、人々の笑顔は変わっていなかった。
大手広告代理店で働く友人が、2年前からバンコクに異動となり、現地で働いている。「マイペンライ(ノープロブレム)!」の人々と働くのはさぞ日本人にはたいへんなのではと思って訊いてみると、意外な返事が返ってきた。
「広告の世界では、彼らとはむしろ働きやすい。タイ人は仕事を楽しんでやるから、いい広告ができるんだよ。」
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Leica M6 + Summilux 35mmF1.4
F4 1/500s TMY
Robert Adachi all rights reserved
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