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June 16, 2006

石川文洋さん(2)

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(前回からの続き)

その石川文洋さんの写真集「アンコールワット」を、ネットオークションで探すこと約1年。ようやく見つけることができました。

手に入れた本は、自分でキープしておきたい気持ちもあったのですが、おそらく文洋さんご自身のところにあるほうが本もよろこぶかと思い、長野のご自宅に送りました。

その数日後、ご本人から丁寧な手紙とともに、二冊の写真集が送られてきました。

ほぼ時を同じくして、いつもお世話になっている「写真工業」のFさんから、文洋さんが出演されたNHKの番組「課外授業ようこそ先輩」のDVDが送られてきたのです。

さっそく観てみると、シンプルで飾らない、やさしい文洋さんの人柄が全面に出ていたのでした。

文洋さんの戦場の写真には、どこかやさしさがあります。大げさな言葉を使うと「人間愛」があるように思うのです。氏がいつもおっしゃっている「写真は心で撮れ」ということの意味が、よくわかります。

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June 13, 2006

石川文洋さん(1)

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(本文と写真は関係ありません)

私がライカを使い始めたのは、ほかでもない、報道写真家・石川文洋さんの影響です。

忘れもしない「ライカ通信」第9号のアンコールワットの写真。なにげなくページを開いた私の眼に飛び込んできたものは、まさに衝撃そのもの。その色、光、影、空気感すべてが私好みでした。

ライカというのは世界をこんなふうに美しく捉えてくれるんだ、そう思いました。それまでのオヤジの道楽的なライカのイメージが、大きく変わったのです。

その時から、私の興味は怒涛のようにライカとそのレンズに注がれることになり、数ヵ月後には、それらを手に入れるに至ります。

その後、ある写真展で文洋さんご本人と会うチャンスがありました。上記のような話をしたうえで、よく古本屋でアンコールワットの写真集を探しているんだと伝えたところ、文洋さんは、実は著者であるご本人の手元にも一冊もなく、探しているんだとおっしゃったのです。

(つづく)

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