lens study

December 06, 2007

summilux

先週から今週にかけて、ある雑誌の記事のために、ライカの新レンズ「ズマリットM」4本でのテスト撮影をした。なかなか面白い結果が出たと思うので、興味のある方はぜひ書店でご購入を(1月20日発売の2月号)。

ところで、その一部として、往年のライカレンズとの描写の比較をしているのだが、35ミリにはズミルックスを使用した。

絞りが開放F2.5の新ズマリットとは比較にならないので雑誌には掲載しない予定だが、こんな写真が撮れた。

ズミルックスの絞り開放。

見た瞬間思わずため息。こんなにしっとりやさしい描写のレンズが世に出ることは、もうないんだろうな。

L1000221s


Leica M8
Summilux-M 35mm
Robert Adachi all rights reserved

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May 22, 2007

テッサー研究(3)

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テッサー研究の最終回は、ライツ初の広角レンズにしてテッサータイプの「エルマー35ミリ」。こちらは50ミリと違い、絞り羽根の位置もオリジナルのテッサーと同じ。下の写真に使っている個体は、1931または32年の製造で、距離計には連動しないが50センチまで寄れるもの。一枚目(過去にも登場した写真)だけ違う印画紙にフィルターも使って焼いている。他は前回までと同様。

(写真はクリックで拡大)

12s
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Leica M6 + Elmar 3.5cm F3.5
F6.3 1/60s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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13s
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Leica M6 + Elmar 3.5cm F3.5
F6.3 1/30s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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15s
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Leica M6 + Elmar 3.5cm F3.5
F6.3 1/250s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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May 18, 2007

テッサー研究(2)

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今回は、テッサータイプレンズの描写を比較してみたい。最後のズマールだけはテッサータイプではないのだが、比較のために載せてみた。撮影は2005年8月に個人的なレファレンスのために行った。このうち3本は借り物(Sさんに感謝!)だったため既に返却していて、記憶違いの点もあるかもしれないがお許し願いたい。前回の記事同様、すべて2号の印画紙にストレートで焼いたものをスキャンしている。

ある意味予想通り、別な意味では予想に反して、差異はごくわずかだった(ズマールは除く)。

(写真はクリックで拡大)

**共通データ**
Leica M3
F4 1/250s 400TX
Robert Adachi all rights reserved

まずは、わが国を代表して、

Hexar

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小西六ヘキサー
Hexar 50mm F3.5
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公称の50ミリより広角に見えるが、それとも私の立ち位置が違っていたのか。1955年製の個体と推測。

続いて、旧コンタックス用の

Tessar

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ツァイス・テッサー
Tessar 50mm F3.5
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ノンコーティング。2型用のクローム鏡胴だが、シリアルナンバーから、2型発売以前の1934-35年頃製造の個体と推測される。遠くの点光源が周辺のほうでちっちゃな米粒のようになるのが、エルマーにも通じる50ミリ・テッサータイプの特徴。

次に、ライツのテッサータイプ、

Elmar

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ライツ・エルマー
Elmar 50mm F3.5
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この個体はおそらく1925年製造のいわゆる「旧エルマー」と呼ばれる、翌年ツァイスに吸収されたゲルツがまだ硝材をライツに供給していた時代のもの。それゆえ、1926年以降に製造されるいわゆる新エルマーとは微妙に中身も描写も違うらしい。こちらもノンコーティング。緻密なグラデーションのようなボケ方がテッサータイプの特徴。

ちなみに、35判のテッサータイプにおいては、本家テッサーよりエルマーが数年早い。また、エルマー50mmは、絞り羽根がテッサーとは違う位置にある。

最後に、ガウスタイプのレンズを代表して、

Summar

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ライツ・ズマール
Summar 50mm F2
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このレンズは個体差が激しく、状態のいいズマールは、もう少しシャープでこれよりも逆光に強いらしい。ボケ方がテッサータイプとはずいぶん異なることがお分かりいただけると思う。

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May 16, 2007

テッサー研究(1)

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これから3回は、ちょっと突っ込んだレンズの話。

以前、「月刊写真工業」の「テッサー特集」に記事を書いたとき、集中してテッサータイプのレンズを使う機会を得たのだが、それ以来、このシンプルながら奥の深いレンズのファンになった(多くのレンズと知識を貸してくださったSさんに感謝!)。

布にたとえると、ズミクロンなどガウスタイプのレンズの描写は、私にとっては「絹目」調。隅々までシルクのように滑らかな画を描きたくなる。

それに対し、テッサータイプは「木綿」調に思える。しかも、わたしにとっては、綿は綿でも、表面に光沢をもたせた「コーデュロイ」。被写体によっては「デニム」にもなる。

さて、主観の話はこれくらいにして、今回は旧コンタックス用の沈銅テッサーで撮った写真を載せてみたい。これらはあくまで自分用のレファレンスとして2005年8月に撮っていたもの。

以前1枚目と同じ写真を載せたときは、フィルムをスキャンしたものだったが、今回はすべて2号のバライタ紙にストレートに焼いたものをスキャンしている。

(写真はクリックで拡大)

07s

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Leica M3 + Zeiss Tessar 50mm F3.5
F3.5 1/250s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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05s

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Leica M3 + Zeiss Tessar 50mm F3.5
F5.6 1/100s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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09s_1

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Leica M3 + Zeiss Tessar 50mm F3.5
F3.5 1/25s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
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