*****
>>安達ロベルト・オフィシャルサイト
*****
今回は、テッサータイプレンズの描写を比較してみたい。最後のズマールだけはテッサータイプではないのだが、比較のために載せてみた。撮影は2005年8月に個人的なレファレンスのために行った。このうち3本は借り物(Sさんに感謝!)だったため既に返却していて、記憶違いの点もあるかもしれないがお許し願いたい。前回の記事同様、すべて2号の印画紙にストレートで焼いたものをスキャンしている。
ある意味予想通り、別な意味では予想に反して、差異はごくわずかだった(ズマールは除く)。
(写真はクリックで拡大)
**共通データ**
Leica M3
F4 1/250s 400TX
Robert Adachi all rights reserved
まずは、わが国を代表して、

************
小西六ヘキサー
Hexar 50mm F3.5
************
公称の50ミリより広角に見えるが、それとも私の立ち位置が違っていたのか。1955年製の個体と推測。
続いて、旧コンタックス用の

************
ツァイス・テッサー
Tessar 50mm F3.5
************
ノンコーティング。2型用のクローム鏡胴だが、シリアルナンバーから、2型発売以前の1934-35年頃製造の個体と推測される。遠くの点光源が周辺のほうでちっちゃな米粒のようになるのが、エルマーにも通じる50ミリ・テッサータイプの特徴。
次に、ライツのテッサータイプ、

************
ライツ・エルマー
Elmar 50mm F3.5
************
この個体はおそらく1925年製造のいわゆる「旧エルマー」と呼ばれる、翌年ツァイスに吸収されたゲルツがまだ硝材をライツに供給していた時代のもの。それゆえ、1926年以降に製造されるいわゆる新エルマーとは微妙に中身も描写も違うらしい。こちらもノンコーティング。緻密なグラデーションのようなボケ方がテッサータイプの特徴。
ちなみに、35判のテッサータイプにおいては、本家テッサーよりエルマーが数年早い。また、エルマー50mmは、絞り羽根がテッサーとは違う位置にある。
最後に、ガウスタイプのレンズを代表して、

************
ライツ・ズマール
Summar 50mm F2
************
このレンズは個体差が激しく、状態のいいズマールは、もう少しシャープでこれよりも逆光に強いらしい。ボケ方がテッサータイプとはずいぶん異なることがお分かりいただけると思う。
Recent Comments