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今回のGR DIGITALでの撮影仕事で、ノーレタッチのほかにもうひとつこだわったことがあって、それは「すべて21ミリで」ということだった。
焦点距離28ミリ相当のレンズがついているGR DIGITALなのだが、それにワイドコンバージョンレンズのGW-1をつけて、すべて21ミリ相当で撮影した。
21ミリと28ミリは同じ20ミリ台であるが、その7ミリの差が大きいのである。28ミリは「広角」、21ミリは「超広角」なのだ。
フィルムカメラでも普段から21ミリで撮ることが多く、そのワイドさ加減には慣れているつもりの私であるが、いまだにちょっと離れた被写体を撮影しようとしてファインダー(ないし液晶画面)を覗いて、「え、こんなに小さくなっちゃうんだっけ?」と驚くことが正直ある。
だが、21ミリでしか出せない雰囲気というのが確実に存在すると思っていて、私はそれが好きだ。18ミリまでワイドになると、もうそれがない。25ミリや24ミリにもない、と思う(代わりに21ミリにはない雰囲気がある)。
逆に21ミリでは魅力をなかなか引き出せないシチュエーションというのもあって、その場合は潔くカメラを向けないのが正解なのだが、どうもフィルムが消費されることのないデジタルだと、画にならないと分かっていながら何枚も撮ってしまうのは我ながらだらしがないと思う。

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Ricoh GR Digital + Wide Conversion Lens GW-1
F8 1/1740s ISO64
Robert Adachi all rights reserved
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